セーラー服と機関銃 -卒業-を観てきた


 しばらく前に読んだネット上のレビューを読んで以来気になってたので観てきました。噂にたがわぬ橋本環奈無双。

 正直なところ、この映画が手放しで褒められる作品かと言えば、そうではないです。ただ駄作かといえば決してそうではない。嬉しい誤算があった結果、当初思っていたものとは違うものが完成してしまったのではないかと感じた。その誤算というのが、橋本環奈の女優としてのスペックの高さ。多分、この作品は元々アイドル映画として企画されて脚本も作られたと思うんですよ。なのに橋本環奈ががっつり演技出来てしまったが故に、アイドルがかわいい演技を見せるはずだったコメディシーンが他のシーンと比べると異質なものになってしまい、さらに脇役陣もベテラン揃いなので全体的にカチッとした空気になりすぎてしまった。構成している部品が想定よりもハイスペックすぎたが故に完成品がいびつになってしまったっていう、あまり例のないパターンの作品だと思う。

 なので、結論としては「橋本環奈の映画初主演作」というのがこの作品の価値だと思う。今度、無難なイケメンスイーツ映画ばかりではなく、いろんな作品でいろんな演技を見せてくれることに期待したい。最後の歌もうまかったし、橋本環奈って相当ハイスペックですよ。

 どうでもいいけど、「ヤクザの死体を山に埋めるためにシャベルで穴を掘る橋本環奈」って物凄いパワーワードだと思うんですけど、個人的にはそのシーンでこれが脳裏によぎってしまってダメだったことも報告いたします。

http://shimesabadotnet.tumblr.com/post/119255135922

4DXでガルパン観てきた

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 ようやくチケット取れたので行ってきましたガルパン4DX。同じ映画を映画館で複数回観たのって10年単位で久し振りか、もしかしたら初めてじゃないか。

 4DXも初めてだったんだけど、これは映画ってよりもアトラクション。2時間の上映時間の大部分で座席が振動しているので結構疲れる。なので映画そのものを楽しむという意味では圧倒的に立川の極上爆音上映のがストレートに楽しめるように感じた。もちろん4DXがダメだったってわけではなく、普通の映画鑑賞という枠じゃない別枠扱い。一度普通に観た上で、さらにその作品を楽しみたいって場合に4DXは向いてるんじゃないかと思う。

 4DX効果で「おおっ」と思ったのは、冒頭の大洗所属戦車が1台ずつ映されるシーンでそれぞれシートの振動の仕方が違うところ。実際に戦車乗ったことなんかないからその振動が正しい揺れ方なのかはさっぱり分からないけども、戦車によって駆動方式違うんだから乗り心地変わるでしょ?というのを再現しようとしている心意気は伝わってくる。あと、航空機からの視点のシーンではゆっくりと座席が傾くのと同時に風が吹く。これが感覚的にすごい気持ちがいい。30分ぐらい飛行機からの映像をただ流すだけの4DXとかあったらめっちゃヒーリング効果高そうと思うぐらいに気持ちいい。最後に、劇中で雨が降る印象的なシーンではしっかり雨が降る。水量自体は小雨程度なのでびっしょり濡れるわけではないけど、そのシーンがそこそこ長いので体感的には結構濡れる。よく普通の映像作品でもしんみりしたりするシーンになると雨が降ったりするけど、実際に自分が濡れてみるとやっぱりしんみりするもんなんだなと身をもって感じることが出来る。

 もう4DXの上映期間はそう長くはないだろうから、観に行きたいと思っている人はさっさと観に行っとけ。土日にチケット取れなければ休みを取れ。でもまだ素の状態のを見てないならまずは立川(もしくはお近くの音響にこだわりのある劇場)で観てから行け、というところか。ガルパンはいいぞ。

立川でガルパン観てきた

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 最近「ガルパンはいいぞ」ってよく言われるじゃないですか。あれ言う人の気持ちがよく分かった。ガルパン劇場版の感想をネタバレやミリオタ語りを除いてしゃべろうとすると、「あのね、せんしゃがね、かっこいいの。それでね、おんなのこがかわいいの」みたいな幼児退行した発言をせざるを得ないんだけど、流石にそれをいい年したおっさんがそのまま口に出すのは憚られるので、なんとかしてひねり出した言葉が「ガルパンはいいぞ」になるんですよ。うん、ガルパンはいいぞ。

 大洗に何度か足を運んだ身としては、序盤の大洗での市街戦がめっさ楽しかった。脳内地図と照らし合わせて「ここの道をこう曲がればここに出るよね」という感じで見ることが出来るので、映画を見て面白かった人は大洗に行ってみてからもう一度見るといいかもしれない。少なくとも自分は面白くて仕方なかった。

 あと立川シネマシティの極上爆音上映、すごい。今まで映画館で重低音が体に響くってことはあったけど、完全に別物。ただ音がでかいだけじゃなく、メリハリがあるというか、一つ一つの音がくっきりと聞こえる感じ。ここしばらく、金と手間かけて映画館に行ってるのに周りの客のせいで楽しめないなんてこともあり、それだったら映画館で見なくていいから円盤買うわという気持ちにだいぶ傾いていたけど、立川の音響であればコストを払う価値は十二分にあると思えた。もう見たい映画が立川で極爆上映してるんなら、近所ではなく立川行ったほうがいいんじゃないかってレベルで。立川のリピーターが多いって理由もよく分かった。

 最後にもう一度。ガルパンはいいぞ。立川のガルパンはいいぞ。

バクマン。を観てきた

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 出先でたまたま時間があったので観てきました。実は原作は完全に未読。なので完全に映画からの情報だけでの感想になります。

 ストーリー的には実にジャンプ王道的で、劇中の人物も言っていたけども、まさに「努力、友情、勝利」。ただ、繰り返し「新妻エイジは天才、俺たちは凡人」という旨の発言を秋人がしていたけど、個人的には幼少時からひたすらマンガに打ち込んで高校生にしてジャンプでの連載を勝ち取った新妻エイジよりも、今までマンガ描いたことないのに2ヶ月でジャンプの編集に見てもらえるレベルのマンガ描けちゃう主人公コンビのほうが天才なんじゃね?と思わなくもない。

 キャスト的には担当編集役の山田孝之はやはり天才かと思った。眼鏡をかけた神木きゅんという核兵器クラスの飛び道具があるにもかかわらず、一番印象に残ったのは脇役のヨシヒコという。何でこんなに印象に残っているんだろう。あとヒロインの亜豆役の小松菜奈がほんと絶妙。ものすんごい美人って系列じゃないけど、新人声優っぽさや童貞をジェノサイドしそうな雰囲気がはまり役。主人公コンビの同期マンガ家勢もいい。主人公二人も悪くはないんだけど、佐藤健と神木きゅんは配役逆のほうがはまるんじゃね感は否めなかった。

 宣伝でよく露出しているプロジェクションマッピングを使ってマンガの作画を表現する演出は、CGとも違う質感があって「おおおー」と思った。ただ、宣伝で使われている部分がほとんどで、宣伝部ちょっとは出し惜しめよと思ったりも。演出がらみだとこれも話題になってたスタッフロール。これだけ必死にスタッフロールに集中した映画は初めてかもしれない。時々普通に実在のマンガが混ざるので、「これ、どうもじってるんだ?」と混乱したりも。

 原作ファンからするとどういう評価になるかは分からないけど、映画単体としてみれば面白い作品だと思った。演出が結構好みだったので続編にも期待したい。

キングスマンを観てきた

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 メガネスーツの英国紳士が出て殺す。以上、という感じの映画。個人的には最高な映画だと思うけど、スウェーデン人だけは怒っていいと思う。あれ大丈夫なんだろうか。
 全体的に悪趣味なのに下品になってない(除くラスト)というのはさりげなくすごいことだと思う。