レディ・プレイヤー1を観てきた

 遅ればせながら観てきたんですが、多分これは自分の中で2018年ベスト映画になると思う。素晴らしすぎて何かしらアウトプットしないと脳が破裂して死にそうな感じになっているので自分のために感想を吐き出す。以下ネタバレあるので未見の人はさっさと映画館に行きましょう。字幕版でな。

 もう、なにはともあれ「俺はガンダムで行く」の一言に尽きますよ。迫り来る世界の危機、それに抗うための切り札が自分の手の中にある。その力をどの巨大ロボットの姿を借りて具現化するべきなのか。もちろん強いロボットの方がいい。しかし自分が最強と信じる、世界を救うに相応しいロボットといえばあれしかない。だから「俺はガンダムで行く」のだ。映画秘宝の誌上で町山智浩氏が「あれは惜しい! あのセリフは『行きまーす!』だろ」と言っていたけれども、それではまるで駄目。「行きまーす」ではただのごっこ遊びになってしまい、戦場の絆のポッドの中で一人つぶやくのとさして変わらなくなってしまう。世界の危機を救うために自分の信じる最強の力を顕現させ、そして勝つという宣言、自己暗示の意味合いを出すには「俺はガンダムで行く」でなければならないのだ。というか最早武技言語ですよあれは。「俺はガンダムで行く」に「我は無敵なり」ってルビが振ってある感じ。あれを聞いたらどういう想いがあってダイトウが「俺はガンダムで行く」と言うに至ったのかに思いを馳せずにはいられないし、もし自分だったら何で行くのかを考えさせられて、たった一言のセリフで本気で泣きそうになったというお話でした。
 
 あとメカゴジラがゴジラのテーマをしょって暴れてくれたおかげで、スタッフロールに「Godzilla Main theme Written by Akira Ifukube」ってクレジットされてて感動するので、スタッフロールもちゃんと見ような。とりあえず円盤買ったらPSVRで3D鑑賞しようと心に決めた。