バクマン。を観てきた

DSC_4071 NIKON D5300 (40mm, f/5, 1/60 sec, ISO640)

 出先でたまたま時間があったので観てきました。実は原作は完全に未読。なので完全に映画からの情報だけでの感想になります。

 ストーリー的には実にジャンプ王道的で、劇中の人物も言っていたけども、まさに「努力、友情、勝利」。ただ、繰り返し「新妻エイジは天才、俺たちは凡人」という旨の発言を秋人がしていたけど、個人的には幼少時からひたすらマンガに打ち込んで高校生にしてジャンプでの連載を勝ち取った新妻エイジよりも、今までマンガ描いたことないのに2ヶ月でジャンプの編集に見てもらえるレベルのマンガ描けちゃう主人公コンビのほうが天才なんじゃね?と思わなくもない。

 キャスト的には担当編集役の山田孝之はやはり天才かと思った。眼鏡をかけた神木きゅんという核兵器クラスの飛び道具があるにもかかわらず、一番印象に残ったのは脇役のヨシヒコという。何でこんなに印象に残っているんだろう。あとヒロインの亜豆役の小松菜奈がほんと絶妙。ものすんごい美人って系列じゃないけど、新人声優っぽさや童貞をジェノサイドしそうな雰囲気がはまり役。主人公コンビの同期マンガ家勢もいい。主人公二人も悪くはないんだけど、佐藤健と神木きゅんは配役逆のほうがはまるんじゃね感は否めなかった。

 宣伝でよく露出しているプロジェクションマッピングを使ってマンガの作画を表現する演出は、CGとも違う質感があって「おおおー」と思った。ただ、宣伝で使われている部分がほとんどで、宣伝部ちょっとは出し惜しめよと思ったりも。演出がらみだとこれも話題になってたスタッフロール。これだけ必死にスタッフロールに集中した映画は初めてかもしれない。時々普通に実在のマンガが混ざるので、「これ、どうもじってるんだ?」と混乱したりも。

 原作ファンからするとどういう評価になるかは分からないけど、映画単体としてみれば面白い作品だと思った。演出が結構好みだったので続編にも期待したい。

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